
市民の生活にイデオロギーは関係ない。
みんなで豊かになろう。
強い街をつくろう。
相原 りんこ
無党派・左右横断型市民派
藤沢自由都市構想
市民の生活に密着するさまざまな問題の解決を通して、中央集権的な政治形態を地方に分権していく流れをつくります。市民のための都市、それが【藤沢自由都市構想】です。

ゾーン•ディフェンスで防犯に強い街
日本は、犯人の人格や動機に注目する「犯罪原因論」に基づいて考えがちですが、それでは犯罪は防げません。
市民の皆さんご存知のように、藤沢警察署からの不審者情報だけでも頻繁に届きますし、犯罪率は増加傾向にあります。
これからは、グローバルスタンダードの【犯罪機会論】を前提に、加害者も被害者も生み出さない街づくりを進めます。
私を含め、人は「魔がさす」ものです。
機会がなければ犯罪は発生しません。犯罪を実行しやすい環境と機会をできる限り減らしていきます。
環境政策とも繋がるものですが、「割れ窓理論」をご存知と思います。快適に整備された街は犯罪が減ることは実証されています。
マンツーマン・ディフェンスでは弱者に勝ち目はないのす。
これからはゾーン・ディフェンスで、街が市民の安全を守らねばいけません。
多様性は足し算でいこう
今の社会は、健康な成人男性を基準に設計されています。
だからこそユニバーサルデザイン化が叫ばれるわけですが、まだまだ試行錯誤が続いています。
女性、男性、性的少数者、子ども、若者、高齢者や障がいのある方、健康や体力や社会生活に自信のない方など、各々の権利の押し付けや我慢による解決ではなく、それぞれが自分らしく快適に、そして安全に暮らせる仕組みをつくります。
アクセスに強い街
藤沢全域にフリーWi-Fiを整備します。
これにより、一気にIT化最先端の街・藤沢を実現し、できることを増やします。
子ども達の安全・高齢者の見守り・学校の授業など、経済弱者であってもバリアなく使える仕組みをつくります。また、コロナ自粛でのリモート授業で構築したコンテンツも再利用できるポータルを整備し、教育格差に挑戦します。
アナログ世代へのデジタル技能支援などで雇用創出も図ります。

自由都市とは、中世において住民の高い自主性を尊重した都市の一形態だとされています。
FUJISAWA自由都市構想とは、市民一人ひとりの思いを、強く、政治に反映できる仕組みを作ることにあります。
ゴミ袋が高い、子育てや介護が孤独、学校に行きたくない、バスが少ない、良い病院が見つからない。
これらは、政治の問題でもあります。
私たちの生活の中の小さな不満を、行政の視点で解決していきましょう。
FUJISAWA自由都市構想は、大小様々な問題に広い視野で取り組む仕組みを作り、強いFUJISAWAを育てます。
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FUJISAWA自由都市構想は、 生活に密着する様々な問題の解決を通して、 中央集権的な政治形態を、 地方に分権してゆく流れを作ります。

災害に強い街
災害時を視野に入れた生活都市:学校給食室を防災拠点に
例えば避難所の問題。
誰でも指摘するように単なる「整備」だけではなく、根本の構造を変えることによっても解決を図ります。
災害の避難所の多くは学校。現在、藤沢市の中学校は給食がありません。各小中学に給食室を作ることによって、災害時の地域の食糧供給の拠点にすることができます。給食室の食材を防災のローリングストックとして計画的に備蓄しつつ、細やかなアレルギー対応のできる温かい給食で食育を。
◆学校給食室を防災拠点にし、非常食のローリングストック
◆避難施設は段階的にスフィア基準を満たすよう整備
◆地下避難型シェルターの建設
◆災害弱者の避難計画や医療的ケアの具体化及び強化
◆住宅、不特定多数の使用する建物の耐震化徹底

いのちに強い街
医療と介護の包括的な仕組み、福祉を強化
神奈川県の医療政策では、かかりつけ医から先端医療までをニーズに応じて繋げられる仕組みをもっています。しかし、多くの市民にはあまり知られていません。相談員の人材力とネットワークを強化して、地域の「困っている」人達を能動的に拾い上げ、ニーズや状態に合わせて適切な医療・福祉に繋げます。
また、医療と介護を包括的にまとめる仕組みと分かりやすい情報発信で、介護する人やきょうだい児に寄り添い、誰も取り残さない福祉を実現します。
◆分かりやすい情報発信とその強化
◆申請式から能動的な支援へ
◆介護する人たちへの支援強化
◆きょうだい児支援
◆医療的ケアや深夜帯支援者、体勢の拡充
◆支援人材確保、それに当たっての待遇改善
◆健康増進施策の積極的推進

成長に強い街
藤沢型ゆりかごから墓場まで
増加を続ける人口に合わせ、インフラの整備は急務です。
保育園や学童、学校や特養などは施設の整備だけではありません。人によるサポートを機動的に行うシステムをつくることにより、すべての世代に寄り添う支援を実現します。
現場が疲弊しないような人員配置と待遇改善により、保護者が安心して子どもを、誰もが安心して家族を預けられる環境を守ります。
そして、命や教育に関わる現場職員は基本的に公務員、正規職員とすることを是として地元の雇用を創出します。
◆過大規模校問題解消及び少人数学級の早期実現
◆認可保育園増設と十分な人員配置、待遇改善
◆地域密着の小規模多機能型居宅介護の拡充

教育に強い街
不登校でも学べるシステムの構築、そして奨学金拡充
学校に行きたくない、行かれない子が年々増えているのは全国的な傾向です。無理に登校しなくてもしっかりとカリキュラムが学べるように、【アクセスに強い街】で述べたシステムの出番です。
公立の義務教育においては、ホームスタディを選択する自由も視野に入れて良いでしょう。もちろん早急な少人数学級をめざします。
藤沢型奨学金制度は現在も在りますが、人数を拡大し、卒業後に規定の市内在住・納税期間をクリアしたら給付とします。転出などの場合は個々に返済が発生しますが、その場合も無利息で。
厳密な数字は私が当選した暁に、専門家に試算していただき即時公表します。教育の受益者は社会です。
◆藤沢型奨学金拡充及び新制度設計
◆教育現場の労働環境及び待遇改善
◆不登校児童・生徒の学習フォローアップ

村岡新駅問題から考える
これからの街づくり
◆医療ツーリズムへの楽観をしない
◆財政の優先順位を市民目線で考える
計画は実行段階入っているものの、今なお藤沢・鎌倉両市民からの反対の声の根強くある村岡新駅ですが、村岡地域開発による経済波及効果は専門家からも疑問視されています。
また、相鉄いずみ野線延伸を前提とした北部の開発を行なうとなると、巨額の財政負担が見込まれます。
現市長は「開発が進めば税収増も見込める」との見解ですが、右肩下がりの日本経済をみれば、その見通しが明るくないことは自明です。この計画は、決して市民目線とは言えません。
とはいえ既に実行段階に入り、開発されることに期待しての流入世帯も多くある現状の中で、村岡地域をどのように開発していくかが今後の命題となります。
今後の命題は、藤沢・鎌倉両市が一体開発を進められるかという点にあります。現状も渋滞が多発している周辺道路の整備など、今だに抜本的な対策が見えてきません。
さらに、藤沢の最先端医療と鎌倉の歴史遺産を組み合わせた医療ツーリズム(医療インバウンド)というアイデアも出ています。
医療ツーリズムがホスピタリティの精神をもって発展していけば良いのですが、運営する企業がこのツーリズムを積極的に推進すると、国民皆保険制度(公的医療保険)の保険外併用療養(混合診療)の全面解禁を進めることになります。これは国民皆保険制度の保険給付範囲を縮める結果を招き、大きな弊害を生み出すでしょう。医療ツーリズムを推し進めるメリットは大きいのですが、収益に関する新たな問題に直面してしまいます。
また、自由診療の受け入れとキャパシティにより、市民患者の不利益が懸念されます。
医療機関の稼働状況と受け入れキャパ、保険診療の市民とすべて自由診療で高額を支払う外国人患者への向き合い方と、医師会、社会の受け入れ方を考慮しなければなりません。
10年以上前から、自由診療を優先すると「社会格差」を生み、また国内患者の診療劣後につながるとの一部医師会などからの意見への明確な結論がないままとなっているのが現状です。
市民の医療へのアクセスを守らなければなりません。
それだけではなく、医療インバウンド(医療ツーリズム)によって更に悪化するオーバーツーリズム問題も深刻です。
産業として観光の発展は喜ばしいことである反面、地域住民の暮らしにくさには拍車がかかっています。
鎌倉市は江ノ電の住民優先乗車など市民に寄り添う姿勢が感じられますが、始発着駅である藤沢市は対策をしていません。
江ノ島大橋や国道134号線の渋滞、裏道マップやカーナビの普及により狭い住宅地を無謀運転で走り抜ける他県ナンバーやレンタカーの増加は深刻な問題です。
団体ツーリストの観光バスが所狭しと路上駐車する江ノ島島内及び周辺では、介護施設の送迎車が日々大変な困難に直面しています。
このままでは防災やテロ対策にも悪影響が出ます。
そもそもインバウンドの追い風というのは安い円なので、国力が下がっているということです。
日本のGDP1%にも満たないインバウンドでは、国力は回復しません。来る理由が「安いから」ということでは、どんどん貧しくなるだけです。
市場に任せているだけでは、観光は言うほど地元を豊かにするわけではありません。本来は住民のための文化施設やインフラが独占されてしまったり、商売が軒並み外国人向けになることで現地住民が高く感じるほど物価が上がったりというリスクもあります。
観光税や二重価格の設定、地元住民へのディスカウントや市民半額デーなどを設け、「安いから」人の来る湘南ではなく高級観光地をめざしつつ、観光客と住民の均衡を図ることが必要です。
ただし、常に住民優先であることは当たり前のことです。
例えば小田急線片瀬江ノ島駅前に伸びる弁天橋の夜間照明を「浮かび上がる駅舎を観光客が楽しむから」、すれ違う人の顔さえも見えない、深夜ともなれば無灯火の自転車が爆走する、終電後は始発まで暗闇で飲酒する集団がたむろする、危険な状態を敢えて作り出している現状ほど地域住民の安全を無視したものはありません。
観光地の夜間の治安を考慮し、公約の柱としているゾーン・ディフェンスで市民の安全をしっかりと守るのは行政の責務です。
みんなで豊かになろう
強い街をつくろう